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人に認められたい、私が宝塚にいる意味を感じたい
という気持ちが強くて、ずっと主演男役(トップ)を目指していました。
でも、なかなか実現しない。
「何が足りなくてそのポジションに行けないのか」と悩み、
自分を責めてばかりいました。
その間はつらかったですね。
でも、ある時トップをあきらめたんです。
主演でなくてもいい、その代わり、どんな汚れ役でもいい、
私にしかできないものを形にし、
舞台人として「これでいい」と納得するところまでやってみよう、
「安蘭を辞めさせるのは惜しい」
と言ってもらえるような役者になろうと思ったんです。
トップに執着していると、
役者として本来やるべきことを見失ってしまう
ということに気づいたから。
芝居や歌以外のことに神経を使う時間が
何だかもったいないなって。
そんなふうに意識を変えたら、
トップの話が舞い込んできました。
その時「ああ、いったん執着を手放したのがよかったんだ」と思いました。
安蘭けい(元宝塚星組トップスター)

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